脳内ダンプ
最近、対話というのは本音を言い合い相手を理解しようとすることなんや…という当たり前のことが言語化できた
— ひさいち (@hisaichi5518) 2024年9月15日
自分は対話や傾聴というのは、あくまで手段であり目的を持って行うものであると思っている*1。自分の今持っている目的は10xを創ることであり、そのためには一人ひとりで頑張るのではなくみんなの力を合わせて大きな成果を出すことが重要だと考えている。そして大きな成果を出すためには、対話という手段が有効な場面がある一方で対話だけでは成り立たないとも思っている。では対話とはなにか。
対話というのは、本音を言い合い互いに理解しようとすることだと自分は考えている。
人と人の付き合いには建前と本音がある。EMである自分とメンバーは、ある程度本音で話せることもあれば建前で話すこともあると思う。それはお互いにそう。メンバーに限らず、同僚や上司のCTO、どんな立場・関係性だろうがすべてにおいて建前と本音が存在すると思ってる。
建前と本音があることはそれは悪いことではない*2と思っている一方で本音を全く話さず、建前だけで話していると何を考えているのか、何を期待されているのか、何を考えて意思決定しているのかなど相手は理解できない。その状態で、みんなの力を合わせて大きな成果を出すことは達成できないと思っている。
なので、対話を通して本音を言い合う必要がある。しかし本音を言い合うというのは想像以上に難しい。自分は昔の上司に「ひさいちは喧嘩しないからダメ」というようなことを言われたことがあり当時は喧嘩しないほうが良くない?と思っていたのだが、摩擦を必要以上に避けるのは成果を出すという意味合いでは良くないという意味で言ったんだろうと思う。本音を言う事はときに人との摩擦を生み出すことにもなる。普通に避けたい。だからこそ本音で話しやすい環境というのは非常に重要。
また対話は、お互いが話す本音を理解しようとすることも重要だと思う。これは7年前におはぎレビューという記事にも書いていた。おはぎがうんこではないかレビューするという最悪な例えを使っているのだが、もう書いてるのでここでは端折る。
対話は、本音を言い合い互いに理解しようとすることとしたが対話は何を生むのか。共通認識を生む。共通認識を生むことでチームや個人間での納得解を決める議論やマネージャーなどの意思決定を早め、精度を高める。
例えば、コードレビューではチームでの納得解を決める必要があるのでこれまでの対話によって作られたなにを大切にするか等の共通認識を踏まえて議論をして納得解を決める。
チームの方針などは議論はせずにメンバーが何を大切にしたいのか等をマネージャーと共通認識にしておけば、マネージャーの決断は独りよがりにならず、決断も早めることができる*3。
このように対話は、本音で話すこと・相手を理解しようとすることで共通認識を作るが、物事を進めるには議論、決断といった対話を踏まえた活動が必要であると自分は思う。
*1:https://x.com/hisaichi5518/status/1832011330376945928
*2:すべての人間関係で本音だけで生きている人がこの世にいると思えない
*3:もちろん説明責任はある